こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。
からだを意味する「体」という漢字1は、音読みでは普通「たい」と読みますよね。
しかし、「てい」という読み方もあります。
「体裁」「風体」「世間体」「有り体」などですね。
僕は、「たい」がべらんめえ口調で訛って「てい」になっているのだと思っていました。
しかし、漢字辞典では次のようになっていました。
体
タイ(呉音)
テイ(漢音)
「てい」というのは、日本で勝手に訛ったわけではなく、もともと漢音で「てい」と読むのです。
「タイ(呉音)・テイ(漢音)」という漢字は割とよくあることのようです(常用漢字表以外の読み方でもOKならば)。
例えば、次のような漢字は、みな、「タイ」が呉音、「テイ」が漢音です。
替 底 帝 堤
また、もっと広く考えると、「礼」の「ライ(呉音)・レイ(漢音)」も同類と言えます。
以上です、ケンケン。
註釈- 「体」は「あらい。そまつ」という漢字でもあるのですが、ここでは触れないことにします。[↩]