こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。
物質が気体から直接 固体に変化することを「凝華」(ぎょうか)と呼ぶそうです。知らなかった。
従来は、固体から気体になることも、気体から固体になることも「昇華」と呼んでいたが、逆の現象を同じ呼び方をするのは確かにおかしかった。
この凝華という言葉は、日本語としてはかなり新しい用語である。
僕が持っている明鏡国語辞典第三版と新明解国語辞典第八版には凝華は見当たらなかった。広辞苑第七版は、見なくても、載っていないだろう。
凝固(ぎょうこ)も凝縮(ぎょうしゅく)もこれら(広辞苑は、多分)には載っているから、化学で使う言葉だから載っていないということではないだろう。
ところで、明鏡国語辞典第三版と新明解国語辞典第八版の「凝固」に気になる記述を見つけた。
ぎょう‐こ【凝固】 ②液体または気体が固体に変わること。また、その現象。↔融解
(明鏡国語辞典第三版「凝固」より、一部抜粋。)
ぎょう こ【凝固】 液体が固体になること。〔広義では、気体が固体になることをも指す〕 ↔融解
(新明解国語辞典第八版「凝固」より、一部抜粋。用例・アクセント記号等省略)
これら国語辞典においては、凝固という言葉に、(なんと!)気体が固体になる現象が含まれているようだ。もちろん、「昇華」にも気体が固体になる現象が含まれている。
将来、「凝華」という言葉も国語辞典に載る日が来るのだろうか。
以上です、ケンケン。