ことば

形容詞は動詞と名詞の間の存在なのか(日本語)

こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。

形容動詞と呼ばれているものは、名詞+助詞 とも考えられる。

形容詞には語幹用法というものがある。
日本語の形容詞で、(終止形で)2拍(仮名2文字)ものは少ない。日常的に使うものは、「いい」「濃い」「無い」「良い」くらいだろうか。「楽しい」「からい(辛い)」「安い」「早い」「かゆい」など、3拍以上の形容詞の割合は多い。
これらの事実は、形容詞は語幹だけで、意味内容を備えていることを暗示している。
例えば「早めし」と言えば、「早く飯を食うこと」であるのはすぐわかる。
「早」(はや)というのはそれだけで「早い」という意味内容を備えている。
しかし、「遊ぶ」という動詞の語幹「あそ」だけで、「遊ぶ」という意味内容は備えていない1。(備えているという理屈もありうるが、現実に「あそ」だけで使われる例はないと思う。)

「希空」(のあ)という名前を見ると気分がよくない。「空」だけで「あ」なんて読まないからだ。

形容詞の場合は「高すぎる」「重すぎる」という。しかし、動詞の場合は、「遊びすぎる」「走りすぎる」とはいうが、「あそすぎる」「はしすぎる」とは言わない。

「わるない」とは「悪くない」という意味だし、「たかない」と言えば「高くない」という意味である。「わる」と「く」、「たか」と「く」の結びつきは弱いと言える。

動詞は活用の種類がたくさんあるが、形容詞の活用種類は1種類である。

形容詞は名詞と同様に、「です」が付くことがある。
「大きいです」「楽しいです」

 

註釈
  1. 考え方としては、「あそ」だけを取り出して語幹と呼んでいる考え方自体が間違えだという言い方もありうる。[]

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