ことば

敬称の在り方

こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。

一般的には日本では相対敬語(ウチ・ソトなどの関係で敬語が変わる使い方)の考え方に則ると言います。

そのため、同じ企業で働く人の名前には、外部に対しては、敬称(さん、様)を付けないことになります。

しかし、働く際には、グループ企業・業務委託・外注・協力会社・提携会社など、いろいろな関係があるわけです。

そうすると、どこから見れば身内だが、どこから見れば外部だということもあります。

ちなみに、「身内」とは本来は「体の内側」という意味です。そこから「ごく親しい血縁関係にある人」という意味が生じたと思われます。「身内」を「同じ組織にいる者」という意味でも使うのは(勿論、間違えではありませんが)、親分・子分・兄弟分という擬制の血縁関係を有する組織(例えば暴力団)を想起させます。そのため、表現としては多少少々 不思議な雰囲気をかもし出します。或いは、「身内をかばう」「身内びいき」のように多少 グレーな雰囲気です。

ただ、「身内」という言葉について述べるのが本稿の目的ではありません。

話を戻します。

明白に身内かどうか判断できるならそれに従えばいいですが、判断が難しい場合は敬称を付ける(呼び捨てしない)方向で考えるのが基本であると僕は思います。

今の時代、会社に一生を捧げるという感じではないので、そもそも、同じ企業に勤めているからと言って仲間家族類似の関係というわけでもないわけです。

しかしながら、身内は呼び捨てせよというビジネスマナーは存在するので、それに対して反発するのは得策とは言えないわけです。

そういう事情があるので、或る程度の折り合いは必要です。ただ、方向性としては、人の名前には敬称を付ける方向で考えていくべきです。

悩んだ場合は、「氏」という便利な敬称もあります。

或いは、○○係員などのような肩書類似の呼称を勝手にこさえる方法もあります。

マスコミも「元メンバー」などと言います。

以上です、ケンケン。

 

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