ことば

新しい三省堂国語辞典 第八版 新型コロナ関連語を見てみる

こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。

僕は、最近新しく出た三省堂国語辞典(三国さんこく)第八版を買いました。

ジャジャーン。

三省堂国語辞典第八版

三省堂国語辞典第八版

今までの三国第七版に比べて、厚みはほぼ同じですが、ページが少しだけ大きいようです。

三省堂の宣伝ページからどんな特徴があるのかを調べるのではなく、自分なりに、第七版と第八版でどこが異なるかいくつか挙げてみたいと思います。

最近世の中で起きた出来事と言えば新型コロナ1の感染なので、コロナに関係する言葉を見ていきます2

「人流」

人流じんりゅう」という言葉が見出し語として存在するかというと

人流

第七版 なし
第八版 あり

じん りゅう [人流]〔文〕おおぜいの人が動く流れ。「繁華はんか街の―・―が減少する」

(三省堂国語辞典第八版(三省堂、2022年1月10日))

「パンデミック」の用例

「新型コロナウイルスの―」

(三省堂国語辞典第八版(三省堂、2022年1月10日) 「パンデミック」の用例)

「インフルエンザの―」

(三省堂国語辞典第七版(三省堂、2014年1月10日) 「パンデミック」の用例)

今や、パンデミックと言ったら「新型コロナ」なのです。

インフルエンザの報告がとてもとても少ないそうです。(外部へ接続→インフルエンザ報告数 12月に入っても少ないまま
我々はインフルエンザなどという雑魚ざこの何を恐れていたのでしょうか。

「濃厚」の用例

「濃厚」という項目に、「濃厚接触」という用例があるか

「濃厚接触」という用例

第七版 なし
第八版 あり

のう こう [濃厚]⑤その傾向けいこうが強いようす。「味方の勝利が―となった・―接触せっしょく

(三省堂国語辞典第八版(三省堂、2022年1月10日)。①~④は省略)

「味方の勝利が濃厚となった」の「濃厚」と「濃厚接触」の「濃厚」は同じなのだろうか、少し疑問に思わないでもありません。

ちなみに、第七版・第八版ともに、「濃厚」の語釈④は次のようになっています。

どぎつくて、欲情をそそるようす。「―な描写びょうしゃ

(三省堂国語辞典第七版・第八版 「濃厚」④)

安心してください。
今でこそ、「濃厚接触」と聞いてなんとも思いませんが、・・・いや、今でも少し、いやらしい雰囲気がするのは気のせいではなかったのです

「濃厚接触」と聞いていやらしい場面を思い浮かべても、自分を卑下しなくてよい。

以上です、ケンケン。

註釈
  1. 以下、単に「コロナ」と呼ぶことがあります。[]
  2. 辞書の年月日は、その版の発行年月日(年は西暦)です。複数の刷があるものも、第一刷の年月日に則るものとします。また、引用の際、見やすくするために改行を入れたり、漢数字を算用数字に変えたり、細かい記号や歴史的仮名遣いを省略・置き換えしたり、文字装飾等したりすることもあります。[]

POSTED COMMENT

  1. お団子 より:

    >今までの三国第七版に比べて、厚みはほぼ
    >同じですが、ページが少しだけ大きいよう
    >です。

    ページが大きいより、多いが正しいのでは?

お団子 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA