(前略)
こうして、桃太郎たちは、金銀珊瑚綾錦を車に載せて村へと戻ってきました。
桃太郎「じゃあ、君たちはおつかれさん。ありがとう。」
犬「あれっ、僕たちには宝物を分けてくれないのですか?」
桃太郎「お前ら1には、さっき、黍団子をやっただろう?」
猿「いやいや、成功報酬ってものがあるでしょう」
桃太郎「いや、そんな約束はしていない」
キジ「村のみなさーん、桃太郎さんが宝物を独り占めしようとしていますぅ・・・」
桃太郎(ささやき声で)「わかった、わかった、静かにしろ・・・」
キジは受け取った分け前の一部を鳥学会に賄賂として渡し、日本の国鳥にしてもらいました2。
キジは日本銀行にも賄賂を渡して交渉し一万円札(D号券)に載せてもらいました。そして肖像使用料の名目で金銭を要求しました。日本銀行は「ああいいよ。お札ならいくらでも刷れるからね。」と言いました。
こうして得た金銭を元手に、僕たちキジは、投資をしているのです。
註釈