こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。
今日は、あやしい「ことばの語源」について書きます。
教訓
「○○という言葉の語源は~~」という説は、「意外性」「おもしろい」「人に話したくなる」という特徴を備えている場合、マユツバものかもしれないので、特に注意すべき。
ガセ語源説
舞浜は「マイアミビーチ」なのか
千葉県浦安市の「舞浜」という地名は「マイアミビーチ」に由来する、という説がまことしやかに流れております。しかし、現在では、この説は否定されております。
舞浜の名前の由来は、
アメリカのディズニーワールドがあるフロリダ州のマイアミビーチ
マイアミのマイを舞、ビーチを浜にして
舞浜が名付けられたと言われてきたが、
市の議事録によると神社の行事で巫女が披露する浦安の舞から
名付けられたことが分かった(聞いて驚く雑学まとめ「舞浜の名前の由来は、マイアミビーチではない」)
確かに、「マイアミのマイを舞」なんてそんなダジャレで決めますかね、とは思ったのですが、「まあ、そういうことかもな」と思っていました。
もっとも、「浦安の舞」のほか、「マイアミ」も考慮した、という可能性もあります。
銀ブラは「銀座でブラジルコーヒー」なのか
「銀ブラとは、銀座でブラジルコーヒーを飲むことである」というのは、ガセであるというのは、かなり有名です。
カンガルーは「I don’t know」なのか
「イギリスの航海家キャプテン・クックがオーストラリアを探検したとき、あの動物は何かと原住民に尋ねたら、原住民は「カンガルー」と答えた。しかし実は、「知らない」という意味の現地語だった。」
これもよく言われるカンガルーの語源説です。
ガセ語源説の特徴
僕はこの記事で、これらの言葉の正しい語源は何か、を追究したいのではありません。
ガセ語源説はどのような特徴を持っているのか書きます。
・「えっ、そうなのぉ」と言いたくなる意外性がある
・おもしろい。
・人に話したくなる。
こういう特徴のある語源説は、マユツバものかもしれないので、よく注意したほうがいいです。
語源と漢字表記
ついでに書きますが、或る言葉を、「どんな漢字で書くべきか」ということを考える場合、語源がよくわからないときは、注意する必要があります。
例えば、「しょっちゅう」を漢字でどう書くべきか という記事で
「初中後」や「初中終」と書いて「しょっちゅう」と読むべきだという考え
に賛成できないという立場でした。
それは、語源が「初中後」なのか「初中終」なのかがわからなければ、どちらで書いてよいのかわからないからでもあります。
以上です、ケンケン。