こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。
「がたいがいい」「がたいの大きな男」というときの「がたい」の漢字表記はありません。
「がたい」は平仮名で書いてください。
・・・えっ、ナニナニ? 当て字でもいいって?
では、漢字表記を考えることにします。・・・整いました。
「俄体」「駕体」という漢字表記をご提案させていただきます。
・俄体 がたい
・駕体 がたい
「がたい」の意味
体格、図体の意の俗語。「がたいがいい」「大きながたいをしている」
「がたい」の語源
「がたい」の語源は、はっきりしないようです。
手元の国語辞典では次のように書かれています。
「がかい〘=外見の大きさの意か〙」と「図体」の混交によるものか
(新明解国語辞典第七版。太字は引用時)
外見の大きさをいう「がかい」と「図体」が混合してできた語か。
(明鏡国語辞典第三版。太字は引用時)
Webの情報によると「がかい」という言葉は存在するようです。しかし、この二つの辞書のいずれにも見出し語として「がかい」は存在しませんでした。
それと、いずれも最後に「か」が付いているのが注目されます(「・・・ものか」「・・・語か」)。
あまり根拠はないよ、ということです。
大切なのは、「当て字を考えるときに役に立ちそうにない語源説には拘らない」ということです。
そもそも言葉の語源説はいい加減なものが多いので、チラ見するぐらいの感覚でいいのです。
がたいの漢字表記の提案
がたいの「たい」が語源的に「体」なのかは不詳ですが、まあ、「体」という字を当てるのは妥当と思われます。
問題は「が」をどう表記するか、です。
「俄体」
「俄」は「俄然(がぜん)やる気が出た」などというときの「俄」ですし、「我」が含まれているので「が」と読むことに違和感はないです。
また「人べん」なので、人に関係するイメージが湧きやすいです。
「俄」は「にわか」とも読み、「急に」という意味です。「がたいのいい人が急に目の前に現れた」というイメージが浮かびやすいです。
「駕体」
「駕」は凌駕(りょうが)の「駕」です。
「駕」には、「馬車などの乗り物に乗っていく」「制御し、支配する」「軍隊をおこす」などの意味があります(『漢字源』という辞書による)。体格のいい人が活動的に行動するイメージと親和性のある字です。
まとめ
本稿では「俄体」「駕体」という漢字表記をご提案させていただきました。
・俄体
・駕体
☆尚、「画体」という言葉は存在するようなので、この書き方はお勧めしません。
以上です、ケンケン。