こんにちは、キジけんです、ケンケン。
今日は、ネーミングセンスがない言葉を書きます。
ただ、「ネーミングセンスがない」と言っても、よく話題になる、
・「高輪(たかなわ)ゲートウェイ」という駅名は、ダサい、
とか
・子供の名前で「樹茶(きてぃ)」っていうのはDQNネーム
とか、そういうのを取り上げたいのではありません。
そういうのは、「固有名詞」ですよね。
「固有名詞」というのは、地名や人名や駅名や、川の名前とか山の名前など、世界中の中の、それだけを呼ぶことばだよね。
僕が取り上げるのは、「普通名詞」。つまり、普通に物を指していることば。
まあ、そういうことばのなかでも、似たようなものなのに、明らかに別のものってあるでしょ? レタスとキャベツとか、エレベーターとエスカレーターとか、そういうものは、はっきりと区別できるわかりやすいことばであるべきだと考えるんです。
僕が取り上げるのはそういうことばです。
では、キジけん調べ第1位のネーミングセンスのない紛らわしいことばは、ずばり、
「開き戸」(ひらきど) と 「引き戸」(ひきど)
です。
開き戸(ひらきど)っていうのは、ちょうつがいで扉が回転するように開いたり閉じたりするドアですよね。
引き戸(ひきど)っていうのは、溝やレール上を滑らせて開閉する戸です。
だいたい、この二つって、紛らわしいよね。特に両方とも「ひ」で始まるのがだめだよね。
えっ、紛らわしくないって? では、これから言う言葉に集中してください。
「開き戸だって、引くのもあるし、引き戸だってひらくんだよね。」・・・はいっ、どちらがどちらなのか分からなくなりました。
英語風に、開き戸はヒンジドア、引き戸はスライドドアという言い方もある。
でも、ここは日本だ、私の国だ、・・・日本の国鳥のキジとしては、日本語で言いたいじゃないですか。
まあ、引き戸は「滑りドア」(すべりどあ)でいいと思います。えっ? ドアは英語じゃないかって? まあ、そうツッコまないでね。確かに自分で「日本語で言いたい」と言ったけど、ドアということばは日本語としては定着しているからね。
開き戸は・・・「ちょうつがいドア」だと少し長いから、そうだな、
心棒ドア(しんぼうどあ)
でどうですか? 心棒とは、回転軸という意味です。えっ余計わかりにくいって?
では、
軸ドア(じくどあ) とか 軸扉(じくとびら)
なんていうのはいかがですか。まあ、軸で回るっていう感じ。特に軸扉なんて、「じくとびら」の最後の「びら」っていうのが、びらびら・・・と開く感じがイメージにぴったり。物に名前を付けるときはここまで細心の注意を払わないと。
ここで回転扉(かいてんとびら)とか言っちゃうと、本当にぐるぐる回るものになってしまうから注意。
もう少し動きにフォーカスすると、開き戸は、
振れドア とか 揺らしドア とか 煽りドア(あおりどあ) とかがいいんじゃないかと思います。
ちなみに、「煽る(あおる)」ということばは、今でこそ、「あおり運転をする」という意味でもよく使うけど、「風が物を揺り動かす。また、風を受けて物が動く。」という意味もあります。(goo辞書「あおる」 )
ここまで来たら、開き戸はいっそのこと、擬音語を使って、バタンドア でいいと思う。
では、次。キジけん調べ第2位のネーミングセンスのない紛らわしいことばは、ずばり
呼出し音 と 着信音
です。
えっ、「紛らわしいと非難するならどう言えばいいか」って? うん確かに、そうだよね。考えてません。はい、すみません。
改題:ネーミングセンスのない「ことば」3選 → ネーミングセンスのない紛らわしい「ことば」3選 → ネーミングセンスのない紛らわしい「ことば」2選