こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。
今日は、「迎え仮名」(むかえがな)というものについて、ご紹介します。
世の中には、「漢字で書くと同じだけど、読み方が違う言葉」というのが存在します。そういうものは「迎え仮名」で区別しましょう、という話です1。
結論から
迎え仮名は言葉の先頭の漢字の前に書きます。上付き文字で書くことをお奨めします。例えば、
三重(みえ) → ミ三重
三重(さんじゅう) → サ三重
*カタカナか平仮名かは、どちらでもいいと思います。
漢字で書くと同じだが読みが違う言葉
世の中には、「字で書くと同じだが読みが違う言葉」というのがあります。
「人気」は「にんき」とも「ひとけ」とも読みます。
「尊い」と「尊い」はまあ間違えても意味はわかりますが、「大家」と「大家」を間違えると意味不明です。また、「菅さん」と「菅さん」は、右翼のみなさんも左翼のみなさんも、絶対に間違えてはいけません(ちなみに、僕はキジなので両翼です)。
振り仮名でいいのでは
今、上で書いてみた通り、振り仮名を振ればいいのではないか、という考えは確かにその通りです。でも、読み方を区別するだけなので、全部書かなくてもいいはずです。
送り仮名で区別できるのでは
たしかに、「幸せ」と「幸い」のような場合はそれでいいです。でも、「大家」を「大家か」、「大家」を「大家や」とは書けません。「菅が」と書いたら人の名前を勝手に変えているように見えますし、「菅がお昼にそばを食べた」だと、「菅が」なのか「菅が」なのか読みにくくなります。
迎え仮名
「迎え仮名」というやり方自体は僕が作ったわけでもなんでもありません。この言葉は、ネットで調べれば出てくる普通の言葉です。ただ、上付き文字で書きましょう、と言っている人はいないかもしれません。
上付き文字でなくてよいが読みにくい
上付き文字は文字修飾であって、ただのテキストの文書ではできません(そういう意味では振り仮名も同じです)。(細かい話ですが、ここでは、上付き文字を書くのに TinyMCE Advanced というプラグインを使っています。)
しかし、「す菅」や「か菅」のように普通に書いてしまうと、僕は読みにくいと感じます。
逆に、下付き文字の場合、拗音や促音の小さな文字と紛らわしいです。
や宿 → 「しゃ」の「ゃ」と紛らわしい。
それから、振り仮名のように書いてしまうと、本当にその通り読まれてしまいますよね。
菅さん → 「すさん」
例「臭いがして臭い」など
「臭がして臭い」→「に臭いがしてく臭い」
「辛くて辛い」→「か辛くてつ辛い」
余談ですが、この記事で振り仮名は、テキストモードでhtmlを使って書いたので疲れました。
以上です、ケンケン。
註釈- 但し提案レべルの話なので、このブログで今後それを使い続けるかはわかりません[↩]