ことば

辞書に見る「言葉がささる」

こんにちは、キジくんケンケンブログのキジけんです、ケンケン。

最近、「ささる言葉」などと言ったりしますが、この使い方は辞書に載っているでしょうか。

「ささる」を「トゲがささる」などの物理的な現象で使うのはなんの変哲もない使い方です(以下、「物理的ササル」と呼ぶことにします)。

しかし、最近は「ささる言葉」や「心にささる」などという使い方をすることがあります(以下、「心理的ササル」と呼ぶことにします)。

次の三つの辞書には「ささる」という語に、心理的ササルはありませんでした(物理的ササルはあります)。
『明鏡国語辞典第三版』(2021年)
『三省堂国語辞典第七版』(2014年)
『学研現代新国語辞典改訂第六版』(2017年)

『新明解国語辞典第八版』(2020年)にはあります(語釈ではなく、用例の解説ですが)。

ささ・る【刺さる】とがった物の先が何かの表面を突き破って、中に入る。「とげが―/言葉が―〔=強い印象を残す〕」

(新明解国語辞典第八版。アクセント記号・品詞表示は省略)

ところで、新明解国語辞典の(第八版ではなく第七版(2012年)に心理的ササルがあるかというと、実はないのです。
第七版では、用例は「とげが―」だけです。

やっと最近 新明解国語辞典が載せたということです。

つまり、辞書たちにとって、心理的ササルがかなり新しいものであることがわかります。

以上です、ケンケン。

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